相続の知識(相続の発生時)

【表で解説】相続人と法定相続分(独身の場合や親・兄弟の相続分)まとめ

遺産相続の手続において、相続人と相続分の考え方について教えて下さい 遺産相続の手続を進めていく上で、民法上も、税法においても大変重要なことは、相続人を特定し、各々の相続分を確定させることです。 ここを間違えてしまうと、遺産分割協議も相続税の計算も、すべてその前提が違って来てしまうことになるので、...

【図解】相続税の修正申告等に係る延滞税の金額と更正期限について解説

税額が増える場合の延滞税等のルールを教えて下さい 国税の税額是正手続きの原則と各種附帯税の納付の関係は以下のとおりとなっています。 ※1・・・悪質な場合は7年となる ※2・・・増差税額が50万円と当初税額のいずれか多い額を超える場合、その超過分は15% ※3・・・納付税額が50万円を超える場合には、そ...

相続税早見表

相続税は、「法定相続人の数」や「法定相続人と被相続人との関係」によって異なってくるため、一目で目安がわかる早見表は便利な存在といっていいでしょう。たとえば配偶者と子どもで相続をする場合や、子どもだけで相続する場合などに「相続税がいくらになるか」を簡単に把握することができるのです。 この記事では相...

相続税の申告と納税・延納・物納について解説

相続税の申告と納付の仕方について教えて下さい 相続税の申告は、相続開始の翌日から10ヵ月以内に行います。 申告書の提出先は、被相続人の住んでいた地域の税務署です。 相続税の納付期限は、申告期限までに金銭で一括納付するのが原則ですが、例外として延納と物納の制度があります。 (1)延納 納付すべき相続税が...

相続財産(土地・建物・上場株式など)の評価方法

相続財産の評価方法について教えて下さい 相続税の申告は時価ではなく、相続税法や国税庁の通達に従った評価額-すなわち相続税評価額をもとに行います。相続税の申告で最も厄介なのはこの相続税評価額の計算であり、これにはかなりの専門知識が要求されます。それゆえ、ここは専門家の力を借りるのが無難かと思います...

故人の確定申告(準確定申告)

故人の所得税の準確定申告について教えて下さい 故人に次のような事情がある場合には、相続人は相続の開始日から4ヵ月以内に準確定申告書を税務署に提出し、所得税を納付しなければなりません。 生前に個人事業を営んでいた 生前に不動産を賃貸していた 生前に不動産の譲渡所得がある 会社の役員または...

遺言があった場合

故人の遺言がある場合にはどうすべきですか? 遺言書は、相続の指針となる重要文書と言えます。そこで、一通りの法律上の決まりごとについて予備知識をもっておいたほうがいいと思います。まず、遺言書の種類には〔自筆証書遺言〕〔公正証書遺言〕〔秘密証書遺言〕などがあり、いずれの遺言書にも次のような約束ごとが...

相続税の税務調査はいつ行われるのか?調査時期と対象・ポイントについて解説

税務調査のポイントを教えて下さい 相続における最終段階の関門が、税務署による税務調査です。調査の時期は通常、申告・納税した年もしくは翌年の秋に行われます。 この調査は、相続財産の最終的な確認という意味がありますが、それ以上に、財産の申告に漏れはないか、あるいは不正がないかチェックするものです。 ...

【図解】遺産相続・相続税の申告期限は?発生後の手順とスケジュールをまとめました

相続発生後の手順とその期限について教えて下さい 相続が発生するとまず行われるのは、通夜や葬儀ですが、これらが終わって一段落すると具体的な法律上の手続きや判断を行う事柄が発生してきます。 下記の図で示すように様々な手順が民法や相続税法などに定められており、その中でも期限内に定められた手続を行わない...

相続税とは

相続税は、相続または遺贈により財産を取得した場合にかかってきます。 相続とは、故人(=被相続人)より民法で定められている法定相続人が財産を取得した場合をいい、遺贈とは遺言によって相続人やその他の人が財産を取得した場合をいいます。(遺言によって財産を与えた人を「遺贈者」、財産をもらった人を「受遺者」と...