トピックス

令和5年(2023年)分の路線価が発表

2023.7.3  ニュース

令和5年分の路線価図等が、2023年7月3日(月)11時に国税庁より発表されました。今年は全国の標準宅地の路線価平均が1.5%、東京都の平均は3.2%上昇した結果になり、メディアでも大きく取り上げられています。
出典:日本経済新聞

相続税や贈与税において土地等の価額は時価により評価することとされており、その評価額の基準となるのが路線価です。今回発表された路線価は、令和5年(2023年)1月1日以降に発生した相続においては、相続税額に影響する重要な指標です。

令和5年の路線価急上昇地域(東京都)

今年度の路線価において東京都内で上昇している地域は以下の通りです。今年の東京都(23区・多摩地区)の各公示地価において上昇率上位10位の地域(駅)をピックアップし、その中で路線価の増減率をもとにしたランキングとモデル別の相続税額を算出しました。

公示地価順位 路線名 駅名 住宅地住所 路線価(千円)
令和4年 令和5年 増減率
1 都営三田線 西巣鴨 北区滝野川5-6-4 620 680 9.68%
2 JR常磐線 他 綾瀬 足立区綾瀬1-32-3 610 660 8.20%
3 京王線 府中 府中市府中町2-22-4外 370 400 8.11%
4 京成電鉄本線 千住大橋 足立区千住緑町1-2-1 400 430 7.50%
5 西武新宿線 新井薬師前 中野区新井2-8-10 540 580 7.41%
6 東西線 神楽坂 新宿区赤城下町69 560 600 7.14%
7 JR南武線 西国立 立川市錦町1-20-10 290 310 6.90%
8 JR埼京線 赤羽 北区赤羽1-32-12 1020 1090 6.86%
9 JR南武線 西府 府中市西府町1-27-20 230 245 6.52%
10 京王線 東府中 府中市若松町3-25-17 240 255 6.25%

相続税額の比較例

※画像をクリックすると拡大できます

具体的な地域別の路線価図等については、下記国税庁HPをご覧ください。
【国税庁HP】路線価図・評価倍率表 

ただし路線価はあくまでも一定の指標です。その土地それぞれの状況によって評価額が下がる場合もあります。計算方法の詳細や路線価図の見方を知りたい方は、下記の記事も併せてご覧ください。

【相続の知識】相続税の路線価とは?図の見方や計算方法など基本の知識を解説

また、レガシィでは毎年公表される路線価をもとに、最寄り駅からおおよその相続税額を知ることができる「10秒でわかる相続税」というツールをご用意しています。こちらも8月に最新の路線価で更新予定です。

【相続のせんせい】10秒でわかる相続税

ご自身の土地はどうなるか気になるという方は、ぜひお気軽にレガシィまでご相談ください。