歴史が見えると未来が見える。
年表を作り、過去を客観的に整理。
医療法人設立で承継負担を減らす。
ご依頼主
個人開業医 院長
お悩み
病院のある土地の所有権が分散している
病院を法人化すべきかわからない
こんな方のご参考に
土地の権利関係で問題がある
医療分野の承継問題を抱えている
ご依頼の経緯
都内一等地に建つ個人病院。某分野において名医と名高い院長は、事業承継を目前に複数の課題を抱えていらっしゃいました。
問題の根源となっていたのは、病院のある土地の権利関係です。その土地は院長・奥様・ご長男が所有していますが、建物は資産保有会社2社が保有、奥様とは不仲で別居中、病院を継ぐのはご二男……と複雑な状況。さらに病院の改築を繰り返す中で、会社と個人の権利関係自体が曖昧になっていたのです。
もし会社側に権利がなければ評価額は跳ね上がり、将来的にも財産が分散して土地の将来的な整理もままなりません。ならばすべての財産を法人化することが有効な対策ですが、資金負担も大きく、院長には個人医院への思い入れもあるため決心がつきません。
この承継を考えるには、とにもかくにもこの権利関係の整理が最優先だ。そう考えたレガシィがまず用意したのは、病院の「年表」でした代替わりや改築を写真付きで時系列にまとめ、土地の権利関係の変遷を可視化。親族関係者にも理解を得られる客観的で詳細な説明書をつくったのです。更に将来的な税務調査対策も行いました。
これには院長も大喜び。歴史と現状が把握でき、進むべき道がどんどん明確化していきました。さらにレガシィでは、法人化した場合のメリット・デメリットを整理し、節税対策と承継対策の2方向を提案。課題の論点を絞ったうえで複数の選択肢を提示したことが、院長の判断をさらに後押ししました。
現在この病院では、新たな医療法人が設立され、土地も整理でき、ご二男が院長に。ご家族の年表に、新たなページを描き始めたところです。
レガシィの提案・対応
- 病院の歴史を洗い出し、土地の権利関係を整理
- 法人化のメリット・デメリットを整理し、複数の選択肢を提示
結果
- 権利の会社帰属が確定し、土地の所有関係を整理できた
- 病院の歴史と名前を守りながら、医療法人を設立できた
※プライバシー保護のため、情報の一部を架空のものにしています。
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この事例の担当税理士
岡崎 孝行
紹介ページ
武蔵大学経済学部卒。1996年税理士試験に合格。大手不動産会社勤務を経てレガシィの前身となる会社に入社。豊富な知見とアイデアで相続専門の総合コンサルティング業務を展開するほか、数々のセミナーや講演会の講師としても活躍。税理士業界における民事信託の日本第一人者であり、実績においても日本一を自負している。
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