Story
民事信託 後妻問題 分散防止

複雑な家族関係、相続の秘策とは。

後妻様とお子様の確執に配慮し、

民事信託で将来への道筋をつくる。

ご依頼主

某大手企業代表(創業者)

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岡崎 孝行

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お悩み

20年前に作成した遺言の内容に不安がある

後妻と長男が不仲で、将来の財産承継が不安

こんな方のご参考に

再婚により家族関係が複雑

自分の意向が承継されるか不安

ご依頼の経緯

ある日、レガシィに入った一本のご相談の電話。その主は、資産規模が1、000億円にもなる某大手企業の創業者A様ご本人でした。

証券会社のすすめで20年前に遺言書を作成したものの、内容に問題はないか、相続の納税資金は大丈夫か、というのが最初のご相談。ところがお話をよくよくお聞きすると、ご本人は以前作成の遺言内容のままでいいかの不安や、後妻に対する前妻の長男の不満が露わになり、ご家族関係の複雑さが見えてきました。

こうした不安を察知したレガシィの税理士は、すぐにピンときました。これは民事信託が最適だ、と。財産の大半が株であり、後妻が一部でも株を相続すると、将来後妻様の意向次第で財産が分散してしまう可能性は否めません。そこで社団法人を設立して民事信託を設定し、財産名義を法人に集約して承継の道筋を決め、その監督人としてレガシィが見届ける仕組みを提案したのです。そうすれば将来にわたり、A様のご意向と社団法人のルールに沿って財産が承継されるというわけです。

「自分の意向通りになるなら」と、A様は提案を即採用。最初は民事信託に懐疑的だったご長男には関係性を配慮し、社団法人は人の集まりで後妻に対しての対話は別な方へ任せられるメリットを伝えることで信頼を得られました。

複雑な家族関係には遺言より民事信託が有効であることを、レガシィは経験上熟知しています。しかしご家族の話にまで踏み込まない限り、こうした提案はできません。A様からのお電話を税務相談ではなくご家族相談だと受け止めたことが、納得の提案を生み出しました。

レガシィの提案・対応

  • 依頼主様のご家族関係への財産の承継の不安を汲み取る
  • 複雑な家族関係に配慮し、自社株などの民事信託と社団法人の設立を提案

結果

  • 民事信託により依頼主様の意向通りに財産を承継
  • 次世代の相続・承継負担が減り、家族みんなが納得

※プライバシー保護のため、情報の一部を架空のものにしています。

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岡崎 孝行

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武蔵大学経済学部卒。1996年税理士試験に合格。大手不動産会社勤務を経てレガシィの前身となる会社に入社。豊富な知見とアイデアで相続専門の総合コンサルティング業務を展開するほか、数々のセミナーや講演会の講師としても活躍。税理士業界における民事信託の日本第一人者であり、実績においても日本一を自負している。

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