膨大な納税負担を息子に遺すまい。
土地よりも大切なものを選んだ
大地主、2年越しの決断。
ご依頼主
首都圏某所の本家地主
お悩み
相続税が多額で将来の納付目途が立たない
顧問税理士が税務的な課題しか見ていない
こんな方のご参考に
相続税の納税資金に不安がある
財産より生き様を遺したい
ご依頼の経緯
地元で「名手」と呼ばれるA様は、戦後の焼け野原から所有する土地を一つひとつ整備し、苦労を重ねて膨大な資産を築いた大地主です。生前の相続対策を顧問税理士に相談したところ、試算された相続税は約41億円。物納を勧められたものの、税理士の対応に不安を抱きレガシィに相談されました。
初面談から最初の2年間、レガシィの税理士は何度もA様を訪ね、所有する土地を一緒に見に行き、A様の歴史と思いに無償で耳を傾けました。普通の税理士ならやらないこと。しかしその時間の中で、次のようなことが見えてきました。A様がご子息に負担をかけたくないと思っていること、A様ご一族発祥の土地以外は手放してもいいと考えていること、自分の苦労した人生を覚えていてほしいと願っていること、さらに顧問税理士の試算より土地の評価額を大幅に下げられること……。
2年以上が経ったあるとき、レガシィから新たに相続税の見込額とプランを提示。高度な評価テクニックにより相続税は11億円ほど減額、さらに将来の負担を抑えるため、生前の土地売却と将来の売却地の検討、そしてA様と奥様の遺言書作成をプランに盛り込みました。
その選択肢を、A様は納得してご決断。作成した遺言状の付言事項には、ご自身が成し遂げてきた歴史がしかと書き連ねていました。
相続で重要なのは「勘定よりも感情」。その実現のために、私たちレガシィは何年かけても、お客さまのお気持ちに寄り添い続けます。
レガシィの提案・対応
- 税務課題よりお気持ちを優先してヒアリング
- 相続専門税理士ならではの土地の詳細調査やテクニックを駆使し、相続税の見込額を減額
結果
- 相続税の見込額を約11億円減額
- 相談者と奥様の遺言書を作成し、ご本人の意思に沿って納税の目途を立てられた
※プライバシー保護のため、情報の一部を架空のものにしています。
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この事例の担当税理士
木下 裕行
紹介ページ
法政大学経済学部卒。卒後より税理士事務所に入所。実家の相続税申告書を見たことをきっかけに、相続の難しさとやりがいの大きさに興味を持つ。20代後半から資産税を担当するようになったが、より個人のお客様を深くお手伝いしたいという思いからレガシィに入社。相続専門税理士として活躍する。
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