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おすすめ書籍インタビュー

【相続専門のプロがおすすめ】税理士のための「相続・事業承継」の本3選

今回のおすすめ書籍のテーマは「相続・事業承継」。

・相続をほどほど深いところまで学びたい
・事業承継を広く浅く網羅的に学びたい
・痒いところに手が届く書籍が知りたい

こんな先生に向けて、まず相続業務を担う際に読むべき本としておすすめの書籍を、レガシィのパートナー税理士である陽田に聞いてみました。

プロフィール紹介

税理士法人レガシィ パートナー税理士 陽田 賢一

大手企業の経理として勤め、職務の関係で税理士資格を取得することになり勉強を始める。約3年後、知人に言われた言葉をきっかけに、一念発起して会社を退社し税理士の道へ。会計事務所で経験を積んだのちに、レガシィへ入社。現在は資産10億円超の方へオーダーメイドな相続サービスを提案する相続専門家「プレミアム税理士」の一人。

得意なスポーツは、サッカー以外の球技。趣味は、映画&ドラマ鑑賞、読書(ミステリー、スパイもの)。好きな食べ物は、寿司・ラーメン。

税理士法人レガシィ パートナー税理士 陽田賢一

税理士になったきっかけは?

陽田:大学卒業から10年以上、大手企業の経理として勤めていたのですが、職務の関係で税理士資格を取得することになりました。

仕事をしながら税理士の資格取得のための勉強をしていましたが、30代半ばのある日、同じ資格学校に通っていた知り合いに「今の仕事を辞めて、ちゃんと税理士になったほうがいいんじゃないか。もっと勇気だしてみたら?」と言われてハッとしたんです。それを言われたのが金曜日だったのですが、土曜日と日曜日と考えて、「日本一の税理士になろう」と一念発起し、週明けの月曜日に退職の意思を上司に伝えました。

今みたいに転職が一般的な時代ではなかったので不安になることもあったのですが、潜在的に「人生を変えていきたい」と思っていたので、税理士になったのはそうしたドラスティックな決断がきっかけでしたね。

相続専門税理士の道へ進んだ理由は?

陽田:2年ほど勉強したのちに個人の会計事務所に入所し、そこで偶然、財産規模の大きい相続の案件を担当しました。相続案件って複雑な印象があるのか、あまりみなさんやりたがらないんですよね。税理士業界の中で税理士として生き残っていくなら、相続案件に注力することが大事では、とそのとき感じました。その時からレガシィが相続専門に舵をきっていたので、いいなと思いレガシィに入社しました。

相続案件をやっていての難しい点や、陽田さんが得意としている点を教えてください。

陽田:相続って、数字の計算だけではなくて、相続人が複数いるので分割協議がまとまらないと決まらないんです。なので計算だけではなくて、人同士の感情もまとまるような方向にしなければいけないので、そこはやっぱり難しいですよ。

得意としているところは、企業の経理で長年培ってきた数字に対する嗅覚や対人折衝ですね。相続税申告・相続対策における計算はもちろんですが、税務調査における課税当局との折衝も得意なので任せてください。

折衝においては、当然ですが相手に納得してもらえるよう、理論的根拠を準備したうえで交渉します。それととにかく「折れない心」で臨むことですね。あまりに白熱した交渉の際には、のちにお客様に「あんなに強気に言ってしまって大丈夫なんですか・・・?」と心配されたこともありますが、こちらとしてはしっかり根拠を持って主張しているので安心してください、とお伝えするようにしています。

 

【画像2】税理士法人レガシィ パートナー税理士 陽田賢一 

おすすめ書籍はこちらの3冊

1.「民法・税法による遺産分割の手続と相続税実務」

陽田コメント

40歳でレガシィに入社するにあたり、相続全般を「広く浅く」ではなくて「広く、だけどほどほど深く」を知ることができる本は無いかと思い、本屋を回って見つけた書籍です。これを入社前の2週間位に3回読みましたね。結構大変でした。基本的な事から、非上場株式の納税猶予、延納・物納と網羅的に載っており、分かり易いので今でも重宝しております。

個人的には1番おすすめの本で、網羅的に書かれているので、初心者の方はもちろん、ある程度の経験を積んでいる方も、最初の取っ掛かりを見つけるためにまずは見てみるといった使い方ができるかと思います。

この本は、いろんな人にいつもおすすめしていますね。

【相続専門のプロがおすすめ】税理士のための「相続・事業承継」の本3選

2.Q&A事業承継をめぐる非上場株式の評価と相続対策

陽田コメント

事業承継と聞くと「ドキッ!」とされる先生も多いのではないかと思います。かく言う私もその1人で、以前勤めていた会計事務所で若いやり手の会計士さん達が良く使っていた書籍です。

非上場株式や事業承継というと何から手をつけて良いか分からないことが多いですが、この本は広く浅く網羅的にまとめられているので、非上場株・事業承継の悩みが出た時に最初に利用し、これで気づいたことを別の本で深堀りしていく感じです。

レガシィでは自分が書籍担当だったのですが、入社当初は先ほどの1冊目もこの2冊目もありませんでしたので、私のほうで購入し、今でも使用しています。

【相続専門のプロがおすすめ】税理士のための「相続・事業承継」の本3選

3.専門家のための資産税実例回答集」

陽田コメント

税務の本はジャンル問わずにどれもこれも似たようなことが書いてあることが多いのですが、この書籍は普段登場しないマニアックなことやあまり見かけないことが多く載っています。痒い所に手が届く本なので、困った時に手に取る様にしていますね。

1冊目2冊目と比べてもレベルが高い本なので、誰でも使えるというわけではありませんが、他の何を見ても載っていないという時に、 もしかしてこの本ならと期待して読んでみると、記載してあったりしますね。

【相続専門のプロがおすすめ】税理士のための「相続・事業承継」の本3選
【相続専門のプロがおすすめ】税理士のための「相続・事業承継」の本3選
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