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事例・インタビュー

レガシィさんのやり方を自分の案件でもやってみようかなと思うことがたくさんあります。

中央大学法学部を卒業後、総合商社に入社するも、実家の家業のために税理士を志し、2003年に税理士登録。その後、国際会計事務所や生命保険会社など、大手企業で部長クラスまで務めたのち、税理士として独立。相続税務をはじめ、生命保険を活用した相続対策などのセミナー講演なども多数行なっている。

目次

1.先生ご自身について教えてください

税理士になったきっかけは?

田坂:大学を卒業後はまず総合商社に入社したのですが、私の実家では、祖父の代から自動車部品メーカーを営んでいまして、兄が経営を、弟である私が経理を、それぞれ担当をして会社を継いでほしいと両親に言われたことがきっかけです。実際に、現在は税務会計の顧問として実家の会社をみています。

古田:そうなのですね。税理士登録をされたのは2003年と拝見しましたが、30歳を過ぎた頃でしょうか。

田坂:はい。税理士になった後は国際会計事務所、外資系生命保険会社などで経験を積ませていただきました。やはり他人の人生に携わるからには、自分の人生経験も豊かでないと、相手の気持ちが分からないと思うんです。常にそのことを意識してきた結果、色んなご縁に恵まれたこともあり、ここまで社会人として活動してこれています。

古田:様々な企業での経験が現在の糧となっているのですね。素晴らしいです。

税理士になってから大変だったことは?

田坂:お客様から頼りにされ何でも相談をされるのは嬉しいのですが、どうしてもその期待に応えられない回答にならざるを得ないときには、税法以外の知識と経験も踏まえてどのように伝えればよいのか、と考えることが多いので、思いのほか税理士業は大変だなあ、と感じています。

古田:なるほど。私も多くの相続と関わる中で、それは日々模索しています。税理士は「ただ税金を計算するだけ」の仕事ではないですよね。

田坂:そうですね。一方で、特定の分野に偏らず、幅広い視野で個人とも法人とも、お仕事ができることは税理士の良い点だと思います。それによって知識だけでなく、人生の見聞も広がり、とても楽しく生活ができています。

古田:先生のアンケートでも、趣味の欄に「ドライブ、小旅行、登山、スキー、ゴルフ、グルメツアー、生き物の世話」などたくさん書かれていて、非常に多趣味で楽しんでいらっしゃる様子が伺えます。

田坂:飽き性なので(笑)ただ、多趣味もお客様と接する仕事のうえでは大きなメリットなんですよ。税金しか分かりません、ではお客様も心を開いてくれませんから。

2.レガシィとの提携について

提携前は、相続業務をどのくらい対応されていましたか?

田坂:年間5件から7件くらいでしょうか。例えば前職の保険会社の営業の方から、お客様が相続で困っているという話があれば、私の方で相続税申告や二次相続の対策など、ご相談を受けて対応していました。

古田:なるほど。色々な社会人経験を積んできて、そのネットワークの中からご紹介を得ていた形だったのですね。

提携をしようと思った決め手は何ですか?

田坂:新しいネットワークの確立と、そこで得られる経験に興味があったからです。今までのネットワークからのご紹介自体は有難いことではあるのですが、やはり待っているだけじゃなく、自分から何か出来ないかと思っていて。

よく税理士の業界では銀行や証券会社などと提携してお仕事をしていく、という形がありますが、保険会社の経験しかなかったので、興味があるのと同時に、とはいえいきなり飛び込みで行っても、水が合わなければ意味はないし、と。

古田:そんな中で、銀行や証券会社ともネットワークがある弊社グループでの経験を魅力に感じていただいた、ということでしょうか。

田坂:そうですね。今回の提携によって銀行や証券会社さんとの接点を持ち、その考え方を学ぶことができそうだと思いました。あとは過去に現会長の天野隆先生やレガシィ出身の税理士先生に何人かお会いしたとき、ただ税務を行うだけではなくて、細かい部分まで人を良く見て向き合っていく「1対1」の業務スタイルが、自分とベクトルが一緒だと感じたところも大きいです。

古田:先ほども話が出ましたが「税務だけではなく、コンサルができる税理士」が世の中的にも求められてきますよね。その点で弊社と目指す方向性が一緒なのは、非常にありがたいです。

右:田坂先生  左: 税理士法人レガシィ 古田

提携前と提携後でギャップはありましたか?

田坂:正直、毎月こんなにお話いただけると思ってなかったですね。矢継ぎ早にと言いますか(笑)やっぱりご相談が多いからなのでしょうけど、こんなにも世の中に相続って起こっているんだと、ある種実感した部分もありますね。

古田:なるほどですね。弊社としても制度としてまだまだ不十分な点もありますので、細かいところは先生にも調整しながら対応いただいているのかなと。いつもありがとうございます。

田坂先生

提携して良かった点、悪かった点は?

田坂:良い点としては、圧倒的に相続の経験を積めていることだと思います。相続案件は、より多くの財産評価を経験し、より多くのお客様のご事情を理解し、より多くの解決策を提案できることが大切だと考えているので、そういう点では、先ほど申し上げた通り、多くのご相談に携わらせていただいています。

大変だった点は、自分のやり方とレガシィさんのやり方があって、そこをどうマッチングさせていくかという点で、最初はちょっと時間がかかりました。ただ、レガシィさんのやり方の中で、やったほうが良いなと気が付いたこともあって。自分の案件でもやってみようかなと思うことがたくさんあります。

古田:ありがとうございます。提携時の研修については率直にいかがでしたか?

田坂:人によって感じ方は違うと思いますが、私はあって良かったと感じました。レガシィさんの箱というか、ポリシーから外れた部分で仕事ができてしまうと、それこそ品質がバラバラになってしまうので、この書類をどんな時に使うのかとかも分からなくなりますが、後からこの報告書は必要だったと実感することもあるので、すごく大事だったなと。

古田:それは良かったです。とはいえ、やってみないと分からない部分も多いと思うので、こちらとしても研修は試行錯誤な部分もありまして。

田坂:そうですよね。これが細かすぎるとおっしゃる通り、めんどくさいなとか、もう知っているよ、という風になってしまうのでしょうが。例えばお客様には初期・中間・最終報告の最低3回お会いするとか、そういう枠組みが決まっているのはすごく面白いなと。

古田:その枠組みを知ってもらうというコンセプトを感じ取っていただけて、こちらとしても非常に嬉しいです。

左:田坂先生  右: 税理士法人レガシィ古田

3.今後のビジョンは

今後、相続案件をどのように対応していきたいと考えていますか?

田坂:じつは私もともとビジョンがありまして。まず「60歳までは修行」だと思っているんです。なのであと10年くらいは、自分ができるかどうかに関わらず、とにかくやりたいことを全部やっていこうと。成功体験ももちろん大事なのですが、逆に失敗も糧にしながら、とにかく経験させてもらおう、学んでいこうと思っています。あとは根本的に「人と人」の仕事が一生できたらいいな、という想いはあります。

古田:なるほど。「60歳まで修行」という言葉は、もう、今すぐ書いて残しておきたいくらいの名言ですね。ちなみに60歳というのは何か意味があるんですか?

田坂:60歳というと普通のサラリーマンが定年退職する年齢じゃないですか。でも税理士って一生続けられて収入を得られる仕事なので、60歳からが勝負だと思うんです。自分が70歳、80歳、どこまで続けられるか分からないですけど、それまで色々な経験を積んで、どんどん盗んで、将来に活かしていきたいです。昔の先輩の言葉を借りるなら、「税理士(資格)は年金へのパスポート」でもあると思います(笑)

古田:その考えはとても面白いですね(笑)とにかく経験を積むというところで、うちが少しでも役に立っていると良いなと思います。

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