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専門家インタビュー

自分にしかできない仕事を見つけてコモディティ化を回避

・昭和50年 母の実家のある静岡市で出生。千葉市柏台(現在の稲毛区)で育つ。
・昭和56年 商社マンの父親の転勤で中国・北京へ。
北京日本人学校で学ぶ。中曽根元総理や森元総理とも握手。
中華料理を食べ過ぎて,超肥満児になりました。
日本人学校でしたので,中国語はあまり習得していません…。今となっては残念。
のびのびと自由でおおらかな雰囲気の中で育ちました。
・昭和60年 日本へ帰国。のびのびした北京日本人学校と,日本の堅苦しい学校教育とのギャップにとまどい,帰国子女の大変さを味わいましたが,何とか日本の学校に順応できました。
・平成元年  千葉市花見川区朝日ヶ丘町へ転居。ここまで引越ばかりの少年生活。楽天的な性格が幸いして,転校にも順応できました。
・平成11年 慶應義塾大学法学部法律学科卒業。
卒論:「医師の裁量と患者の自己決定権」(指導担当:池田眞朗教授)
・平成14年  「受験生の便利屋」を開業。家の掃除から庭木の剪定,犬の散歩代行など,すき間産業を行いました。地域の方々の温かさを感じました。
・平成15年  司法試験にやっと合格。皆様のおかげです。多数の合格体験記を執筆。司法試験予備校「早稲田セミナー」講師。一度黒板を背にしてみたかったのです。
・平成17年 司法修習58期を修了。信州の山の景色と自然に憧れ,
10月,長野県長野市にて弁護士登録(武田法律事務所,
現:長野第一法律事務所)。とてもお世話になりました。長野はとてもいいところですね。長野大好き★
・平成19年 1月にめでたく結婚。千葉の幕張で挙式。嫁さんを千葉から長野に連れてきました。結婚後,幸せ太り。再び肥満児になりました。
・平成20年  4月よりSBCテレビ「3時は!ららら♪」のゲスト「ららら賢者」金曜日レギュラー(21年3月まで)。長野法人会無料経営相談室担当弁護士(24年3月まで)。
10月,夜明けの翼法律事務所を独立開業。
・平成21年 4月より長野法人会報に記事を連載(24年3月まで)。
FMぜんこうじ 月1回出演(25年7月まで)。
SBCラジオ月1回出演(木曜日午前7時30分〜)。
週刊長野に月1回程度「身近な法律相談」のコラム執筆。
長野県弁護士会子どもの権利委員会副委員長。
広報会報委員会副委員長。関東弁護士会連合会広報会報委員。
セントラルプロ音響被害対策弁護団事務局長。
・平成23年 全国B型肝炎訴訟長野弁護団会計担当。
・平成24年 長野県弁護士会広報会報委員長。茶のしずく石鹸被害救済長野県弁護団員。
長野県弁護士会会報編集長(平成26年まで)
・平成25年 長野県弁護士会常議員。日本交通法学会会員。20kgのダイエットに成功。弁護士登録時代の体型に。
11月,事務所に税務調査が入り,「更正決定等をすべきと認められない旨の通知書」(是認通知)獲得
・平成28年 自宅マンション管理組合理事長。日本マンション学会会員。SBCテレビ「ずくだせテレビ」に不定期出演。
・令和元年 「夜明けの翼法律事務所」につき商標登録出願。(商願2019-165702)
・令和3年 「夜明けの翼法律事務所」につき商標登録。(登録番号 第6341767号)
・令和4年 自宅マンション管理組合修繕委員長。
・令和5年 長野県弁護士会紛争解決センター仲裁人。
長野県発明協会会員。日本知財学会会員。弁護士知財ネット会員。
日本商標協会会員。エンターテインメント・ロイヤーズ・ネットワーク会員。
商事法務研究会会員。 法と経済学会会員。温泉学会会員。
日本住宅管理組合協議会(日住協)個人正会員。
・令和6年 長野県住宅審議会委員(令和6年4月1日~令和8年3月31日)。
長野市住宅対策審議会委員(令和6年6月1日〜令和8年5月31日)。
・現在   人間到る処青山あり。長野の皆様に支えられ,等身大で楽しく仕事しております。若さを過ぎ、やっと「昭和枯れすすき」の良さが分かるようになってきました。

今回は、長野県長野市で法律事務所を独立開業して12年目を迎える夜明けの翼法律事務所の板谷健太郎先生に、事務所の特色や注力している業務、レガシィのセミナーの活用法などについて伺いました。

事務所を設立したきっかけを教えてください。

生まれ育った千葉市で弁護士登録をすることも考えたのですが、一生涯仕事をするなら、山があって水と空気の美味しい場所で生活を楽しみながら仕事をしたいと考え、長野で登録しました。最初の3年間は武田法律事務所(現:長野第一法律事務所)で勤務弁護士としてお世話になりました。もともと一匹狼的なところがあり、せっかく弁護士になったのなら自分の名前と理念で仕事がしたいと思い12年前に独立しました。

事務所の特色を簡単に教えてください。

事務所名は個性的ですが、中身はごく一般的なマチベンの事務所だと思っています。ただ、一般市民だけでなく企業の方々からも「きちんとした仕事をする事務所」という印象を持ってもらえるように、きちんとしたビルを借り、内装はホテルのラウンジや会議室をイメージした作りにしました。あとは、同世代の弁護士の中では少数派かもしれませんが、紙の本が好きなので、18坪の書庫を設けて書籍を積極的に購 入するようにしています。学者の体系書をはじめ、法律雑誌や判例集も揃え、図書館に行かなくても調査研究ができるようにしています。

日頃どのような案件を扱うことが多いでしょうか。また、力を入れて取り組んでいる業務分野を教えてください。

地方の一般民事の事務所ですので、離婚や相続、債務整理案件はもちろん多いですが、保険会社の顧問をさせていただいていることもあって、交通事故や火災新種保険の事件が特に多いです。また、地方では若手の頃から規模の大きな破産事件の破産管財人に選任されることも多く、管財業務もかなりの比重を占めています。

ご自身の弁護士としての強みはどのような点でしょうか。

強みといえるか分かりませんが、他の人より苦労してきたことでしょうか。私は、司法試験合格までに長い年月がかかりましたし、司法研修所でも高度な講義についていくのがやっとでした。ただ、ゲーテの「涙とともにパンを食べた者でなければ、人生の本当の味は分からない」という言葉のとおり、苦労をしてきた分だけ、優しさと強さのある弁護士に、少しは、なれたかなと思っています。

レガシィの動画・音声セミナーの活用法を教えてください。

裁判所の支部には自家用車で移動するため、車内で聴くことが多いです。レガシィのセミナーは話に無駄がないのがいいです。レジュメがなくても聴いて分かるように講義の仕方が工夫されているのも助かります。最近、特に役立ったのは『交通事故被害者からの過剰請求対策』です。保険会社側の視点での講義は貴重だと思います。これまで保険会社側の弁護士としてやってきたことの正当性を再確認することができました。

最後に今後の展望をお聞かせください。

独立当初は、規模を拡大していずれは法人化ということも考えていましたが、今はむしろ「こぢんまり」とした1人事務所の体制の方が動きやすいと考えています。また、長野でも弁護士が増えてきたので、コモディティ化しないように、例えば、温泉関係の顧問業務で扱うことが増えてきた温泉権や水利権の分野を深化させたいと思っています。独立後10年が過ぎたくらいから、ようやく複眼的に仕事を見られるようになってきました。今後はこれまで以上に判例や学説を研究して充実した深い書面を出せるようにしていきたいと考えています。

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