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専門家インタビュー

リアルもSNSも繋がりを大事にしているワケ

2020年1月開業。資産税を中心に、創業・独立の支援、自計化システムの導入支援、経営計画の策定支援、事業承継対策、税務調査の立会い等のサービスを提供している。

現在、東京と大阪の2拠点で活躍されている田島先生。税理士になったきっかけや独立した経緯をお伺いしました。

税理士を目指したきっかけを教えてください

きっかけは大学生の時で、恥ずかしい話なんですけど、就職活動を全くしなかったんですよ。気が付いたら終わっていたというか。そのときに何か資格を取ろうと考えて、大学の生協のパンフレットを片っ端から持ってきて、今からでも遅くない税理士に絞ったという感じでした。税理士を目指すと決めてからは、夏ぐらいから独学で簿記を勉強して、11月くらいの試験で2級に受かりまして、あれ税理士資格余裕かもと、そこで勘違いしてしまいました笑。大学卒業後は、半年ほど専門学校で勉強に専念して、大阪の相続専門の事務所にパートで入社しました。

その先生は、専門学校のフリーペーパーのインタビュー記事で知った先生だったのですが、記事を読みそこで働いてみたいなと思っていたところに求人が出ていたので応募したんです。当時は簿記2級だけでしたが、勉強していることと実務がリンクしたり、現場に測量に行ったりと、昼間働いて夜間土日は学校の生活で忙しかったですが、すごく充実していた思い出があります。勉強したことが実務にも活かされるのが税務系とか会計系のおもしろいところですよね。結局、税理士になるまでに10年以上かかっているので、当時の友人からすると、よく続いているなという感じだと思います。

独立した経緯を教えてください

相続専門の事務所は、結婚出産で一回辞めましたけど、また戻って、その後も結構転々としているんですよ。法人を経験しておきたいと思い法人メインでやっている事務所に入って、その後一番最初に勤めていた事務所の先輩が独立することになり呼んでいただいて。その後もベンチャー企業に勤めてバックアップ全般や経理を担当したり、また別の方に引っ張ってもらって関東の事務所にも勤めました。そこが1年ほどでつぶれてしまったのですが、そのときに最初の事務所の代表がたまたま連絡してきてくれて、東京に支店を出すことになったのでと誘っていただきました。そのタイミングで、大学院に入り再度勉強して資格を取った形です。そこで1年ほど勤めた後、2020年1月1日に独立しました。

お客さんを引っ張ってこなかったので、本当に0からのスタートでした。2020年なのでコロナが広まった年です。ありがたいというと語弊があるかもしれませんが、当時給付金関係で人づてに補助金申請などの依頼を頂戴しました。

Xの繋がりからお仕事を頂戴したことがあると伺いました

はい、Xで知り合った先生から、自分は資産税しかやらないから顧問を担当してくれないかと繋いでいただいたりとそこからお仕事に繋がることが多く、正直驚いています。飲み友達も増え、そこからまたお仕事を頂戴したり、ありがたい繋がりだなと感じていますね。

元々大阪が地元ですが、お客さんは圧倒的に東京が多いので、2拠点生活なんです。それでいま5年目で、一人でやれる限界まで来てしまったので、昔一緒に勤めていた方にサポートいただいている状態です。

今後というところでいうと、Xで知り合った先生が法人化するにあたりパートナーとしてお声掛けいただいたりして、まさに将来どうしようと考えているところです。ですので、もし法人化したら大阪支店のような形もあるかもしれないですね。いま自分がやりたいと思っている分野が事業承継なのですが今のままだとなかなかその部分までお手伝いするのが難しいのですが、法人化できればマンパワーが増えるし、事務所として対応できることが増えるので、そういった意味では前向きに検討しています。

職員さんにはどのような働き方をしてもらっていますか

独立してほぼ一人でやっているなかで、いつ作業しようが誰に何も言われないのがこの仕事のいいところだと思っているので、職員さんも基本的には出勤しなくても期限まで作業してくれれば場所はどこでも良いと考えています。ですので、今サポートしてくれている方は完全在宅です。育っている人を大事にして、権限を与えていくことが大事だと思いますし、給料も時間というより業務に対してお支払いすることで、効率化だったりモチベーションが上がるような形にしたいと考えています。今後もし法人化することになった際も、職員さんが働きたい職場づくりというのは一番に考えたいと思っています。

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