1992年 – 中央大学商学部卒業。
1992年4月 – 新日本製鉄株式会社(現:日本製鉄株式会社)に入社。
2002年 – 税理士試験合格。
2004年 – 小城会計事務所を設立。
2013年 – 税理士法人小城会計事務所に組織変更。
今回、お話をお伺いしたのは北海道旭川市にある税理士法人小城会計事務所の小城公明先生です。 税理士業務以外にも業界のため、地域のために活動されている先生です。
学生の頃から将来は自営で仕事をしていきたいと思っていました。高校は地元の商業高校へ通い、この時に簿記の試験を受けて資格を取りました。これがきっかけで税理士になろうと思いまして、日本大学へ進学しました。この頃から資格取得のための勉強もして、大学院まで進学し、卒業後の翌年には税理士試験に合格しました。この時に、たまたま商業高校でお世話になった先生が公認会計士の資格を取り、独立して事務所を構えていらっしゃいましたので、先生に無理を言いまして、先生の事務所で働かせていただきました。5年ほどお世話になりまして、30歳の1976年に独立し、今年で45年目となります。
39歳の時に、税理士業務だけだと地域の様々なご相談に対応できないことがあると感じまして、弁護士、中小企業診断士の方と一緒に「株式会社北海道ビジネスコンサルタンツ」という会社を設立しました。想定した通り、顧問先だけでなく、いろいろな方からご相談を受けるようになりました。
今は他の士業の先生と連携することはあまり珍しくありませんが、当時はかなり珍しく日経新聞の道内版で紹介されるほどでした。
また、この頃は税理士会の支部活動にも参加させていただくようになりました。当時の旭川支部はOBの先生が7割ぐらいいらっしゃまして、30歳で独立している人が少ない時代だったので珍しいのもあったのか、お声掛けいただきました。これがきっかけでその後旭川支部長を4年、2003年には北海道税理士会の副会長もさせていただきました。現在は75歳ですが、北海道税理士政治連盟の副会長としても活動させていただいてます。
若手経営者の育成のための活動もしています。2004年に元国税庁長官の大武健一郎さんと出会いました。大武さんは退官後しばらくして自費で「ベトナム簿記普及推進協議会」というのを設立して活動していました。
そのことを知り、旭川でもご講演いただきたいと思い、2011年に「大武アジア塾」を設立して、お話しいただきました。この活動は今日も続いています。
コロナで昨年はできませんでしたが、毎年アジア視察に行っています。日本よりアジアの方が活発なので、いい刺激になります。この会がきっかけで旭川からアジア進出して活躍しているメンバーがたくさんいます。
そうですね。日々の活動がどうしても税務実務とは違うので、私にとってはレガシィのCDがとても有難いんです。
二つあります。
一つ目は、税金以外の業務で日々忙しく活動しているので、本業が疎かになり、実務情報が不足します。しかし、レガシィのCDを聴くことで、税制改正等の情報収集ができますので、大変有益なツールだと思います。
二つ目は、レガシィの講師陣は多彩で、かつ実務経験が豊富な先生方です。地方で仕事している私たちにとっては幅広い知識が身に付き大変ありがたいです。値段もリーズナブルですから、20年以上に渡り利用し、今はプロテック研究を利用しています。
そうですね。私が聞いた後に研修室に置いて聴けるようにしています。書籍もいいけど、折に触れてCDで聞くと実務の事が深く分かると満足しているようです。
税理士の一番の眼目というのは地元の経済の活性化です。そのために、若い経営者の育成というのが税理士の使命だと思います。そこを率先して今後も行っていきたいと思います。
また、若い先生達には特に地域経済の一翼を担っているという自覚をもっていただきたいと思います。税理士こそが地域経済の活性化を育てる担い手だと自信をもってやっていただきたいですね。
小城先生は北海道盲導犬協会の副会長もされており、ボランティア活動にも積極的に参加されています。税理士会の旭川支部として 参加したのをきっかけに、2003年には募金活動のためにベンチャーズのコピーバンドを結成。旭川冬まつり等で演奏をされ、これま でに630万円が集まったそうです。御年75歳で実務に、若手育成の活動、ボランティア活動と、本当にアクティブな先生です。