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専門家インタビュー

ChatGPT・AIは税理士の敵?|活用にこそ活路あり!

都立両国高校、横浜国立大学経営学部卒業後、中央監査法人を経て青山公認会計士事務所を設立、その後合同会社経営基盤づくりサポートを設立し、現在に至っている。現在は、管理会計を起点とする経営支援研究会主宰、会計セミナー講師、会計監査、税務顧問、株式会社監査役、公益社団法人監事など多様の業務を行っている。

会計士を目指したのも、大学卒業後にテニスのインストラクターをしていたのも、原点は「かっこいい」。そんな青山先生は、年間多くのセミナーを通し、経営者や経理担当の手助けをしています。最近力を入れている取り組みなど詳しい話をお伺いしました。

公認会計士・税理士をめざしたきっかけを教えてください。

すごく単純な話ですよ。小学校5,6年生の頃、そろばん塾に通っているなかで、「会計士」といったすごい資格があるというのを本屋で見つけて、かっこいいなと思ったのがきっかけです。大学も会計を学べる学部に入りましたが、実はそのままストレートに会計の道を進んだわけでなく、当時ブームだったテニスのインストラクターのバイトを8年くらいやりましたね。時給もよかったので長く続けてしまいました笑。ただ30歳くらいで、このままでは受かるわけがないと気付き、予備校に行き始めました。試験合格まで4年くらいかかったと思いますが、会計士になりたいということはぶれなかったですね。

監査法人で働いていたと聞きましたが、その後独立したのはどうしてですか?

監査の仕事というのはチェックなんですよね。チェックというのはどういうことかというと、何にも問題は無いということを確認する作業なんです。粉飾などはほとんど起きないので。そういった業務を「マイナスをなくす仕事」と呼んでいるんですが、私はそれよりも「プラスを付加する仕事」をしたいと思うようになり、独立しました。

ただ、はじめは順調にお仕事をいただけたわけではなく、苦労とは思いませんでしたが、安定するまで時間はかかりました。監査法人のパートのお仕事もいただきましたがそれにも限界があるなと感じたあたりでホームページを作ったんです。そしてセミナー広告を出すものの、5人くらいしか集まらず、、ということを繰り返していたとき転機が起きまして、今もお世話になっている(一社)企業研究会さんというところから声がかかりました。いきなり、2日間12時間のセミナーをやってほしいと言われ、それが見事成功しました。確か60名くらい集まったと思います。セミナーって影響力があるんだな、私はセミナーに向いているのかもなと思って、そこからセミナーに力を入れて15年ぐらい経つ今ではメインの仕事になっていますね。

これから力を入れて取り組みたいことを教えてください。

統計とChatGPTとAIツールをうまく組み合わせて新しいソリューションを作りたいと思っています。

ChatGPTは何でも答えを出してくれますよね。巷では、税理士に取って代わられるという話も聞きますが、全然そんなことは無く使い方によってはむしろうまく共存していけると考えています。例えば、経営者と事業について話す前に、 MECEとか4Pといったフレームワークと掛け合わせて答え合わせさせるというような使い方をしています。ただ、答えは出してくれるけど説明はしてくれない、そして間違えることもある。そこで、統計といったツールを使うんです。統計ってすごいですよね。例えば、選挙速報なんかでも開票と同時に当選確定とか出せるんですから。そしてその統計は様々なデータを使うわけですが、分類などに手作業では膨大な時間がかかります。そこでAIを活用します。 AIの主な機能というのは予測と分類なんです。

今3つのツールについてお話ししました。それぞれ専門家がいて、こんなことができますよということは色々なところで聞きますが、それを組み合わせて実務的にどのようなことができるのかを誰もわかりやすく説明していないんですよ。私はそこに活路を感じていまして、長年のセミナー経験で培った「難しいことをわかりやすく」説明していき、経営者の方々の力になれればと考えています。

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