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事例・インタビュー

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三園明先生は、高校卒業後、弱冠22歳にして税理士資格を取得。ビッグ4の一つである現EY税理士法人で法人税務を経験したのち、資産税専門の事務所に転職し、相続税務の経験を積みました。現在は独立されて、ご自身の事務所で法人税・相続税ともにサービスを提供しています。

目次

1.先生ご自身について教えてください

税理士になったきっかけは?

三園:きっかけは、学歴至上主義社会への反骨精神で資格を取ろう!と思ったことでした。高校生の頃、当時はバブルの真っただ中で、良い大学に入った人が一流企業に入社し、永久就職するというような流れができていました。大学も企業もブランド重視、という世の中でしたね。

正直なところ、高校生の頃はあまり勉強しておらず(笑)良い大学に入れないのならどうするか、と考えたときに資格を取ろうと。そこで簿記を受けたところ、割りとすんなりと合格できたので、じゃあ税理士じゃないかと。

古田:ご経歴を見ると、ずいぶん若くして税理士になられていますよね。22歳。ふつうは20代でもなかなか見ないのが現状ですよ。

三園:最年少ではなかったみたいですけどね。周りの同世代の大学生が遊んでいる姿を横目に、1日10~12時間必死に資格学校で勉強した成果が出たと思います。

古田:それはすごい。遊びたくならなかったですか?

三園:高校時代に遊びすぎたので(笑)でもそういう点では、税理士は学歴にあまり関係なく活躍の場を与えられるところが、良い職業だと思います。

右:三園先生  左: 税理士法人レガシィ 古田

税理士になってから大変だったことは?

三園:やはり最初は「税理士」という肩書きが重かったことですね。22歳で税理士資格を取ったのですが、その瞬間から世間では「先生」と呼ばれますからプレッシャーが大きくて。最近50歳を過ぎてやっと馴染んできたような気がします。

古田:税理士人生としてはもう30年ほどですもんね。いやはや長いですね。

相続業務との出会いは?

三園:当初、現EY税理士法人では法人税業務を担当していましたが、隣にじつは相続関連の部門がありまして。土地の評価、株の評価などの話がちょくちょく聞こえてきて、あ、面白そうだなと。3年ほど従事したあと、都内の資産税専門事務所に転職したというわけです。そこは4年くらい勤めていました。

古田:その後、独立されて今の事務所を立ち上げたのですね。

三園:はい、そうなりますね。

2.レガシィとの提携について

提携前は、相続業務をどのくらい対応されていましたか?

三園:レガシィさんとの提携前は、年間5件くらいですかね。開業したときは29歳でしたので、資産税専門事務所での4年間の経験だけで「相続税をやっています」といっても、なかなかご相談を増やすのは難しかったですね。

古田:でもおそらく通常の税理士事務所だと多いくらいの件数ですよね。実際、税理士全体の平均件数は年間1~2件と言われています。じゃあ年間5件くらいは継続的にお話がきていたのですね。

三園:そうですね、やはり対応件数としては法人税務が増えてきてはいたのですが、相続税も忘れたくはないなという気持ちがあり。お声がかかれば対応するようにしていました。

提携制度の話を聞いたときは、どのように感じましたか?

三園:いや、驚きましたよ。大手の税理士法人に勤める友達税理士の話では、逆のパターンはよく聞いていました。どんな小さい案件でも紹介してほしい、みたいな。最初はそちらの制度の方かと思っていました。

古田:なるほど。でも蓋を開けたら、「対応してくれ」の方だったと。

三園:はい。なので、お電話くださった担当の方に、失礼ながら「フランチャイズの話ですか?加盟料はいくらですか?」と聞いてしまいました(笑)

古田:そうだったのですね(笑)たしかに、レガシィではそのような加盟料などはいただいていませんが。今ではたくさんの相続をご対応いただいて、こちらとしても感謝しています。

三園先生

提携をしようと思った決め手は何ですか?

三園:大きくは、受注率の伸び悩みがあったことですね。平成27年(2015年)に相続税法改正によって基礎控除額が下がり、大相続時代を迎える中で、案件は増えるけれど受注は伸びない、という状況が続いていました。かといって、こちらから積極的に営業をかけるというのは、一税理士としては非常に苦手な部分がありましたので。

古田:なるほど。営業の時間や費用をあまりかけずに、より受注できる案件を増やしていきたかったということですね。

三園:はい。あとは4年間勤めた資産税専門事務所のノウハウもありましたが、それ以外の他社のノウハウというものを見て学びたかった、という理由もありますね。

古田:そうなのですね。事務所として、もっとノウハウを蓄積していこうと。ノウハウを買っていただいたことは有難い限りです。

提携前と提携後でギャップはありましたか?

三園:レガシィさんよりいただく案件数は、想像以上に多かったですね(笑)ちょうど2月~6月は法人税務も多忙な時期だったので、最近やっと少し落ち着いてきました。ただ案件がコンスタントにある分、基本的には自分のキャパシティの中で業務を受けたいだけ受けられるのが良いところだと思います。

古田:そうですね、相続案件の時季を問わないという特性が、良いところでもあり、大変なところでもあるのですが。先生自身のその時の業務量を考慮しつつ、都度そちらは調整していければと思います。お忙しい中いつもご協力いただき、大変助かっております。

提携して良かった点、悪かった点は?

三園:良かった点は、やはりノウハウを知れたことですね。特に報告書や見積書などの資料の見せ方なども上手で、自身でもここのスキルをもっとあげたいと思いました。また、効率的なシステムが多く導入されているので、自社では使わないような最先端のシステムを知ることができる点でも、メリットがあると思います。

悪かった点というほどではないですが、最初レガシィさんのやり方というところに慣れるまでが大変だったかなと。最初は研修でもらった動画を客先までの道中で見ながら、この通りにやらなきゃと。ただ、そこは実際の業務をこなしていって、お客様の状況に合わせて自分なりの方法でやっていけるようになって。そこからは楽でした。

古田:なるほどですね。やはり実際に案件を担当してみないと分からないことがたくさんありますよね。そういう点では、弊社との提携によって経験をたくさん積めると思います。

左:三園先生  右: 税理士法人レガシィ古田

3.今後のビジョンは

今後、相続案件をどのように対応していきたいと考えていますか?

三園:現時点ではいま私自身が一人でお客様と接して対応しているのですが、事務所にもう一人税理士社員がいるので、今後はその社員もお客様先に同行して、一緒に対応していけたらなと思っています。

古田:ありがとうございます。ぜひよろしくお願いします。先生は相続税申告だけではなく、不動産や遺産整理など相続関連手続き業務にも柔軟に対応いただけて、非常に貴重な税理士先生だと思いますので、弊社としても助かっております。

いま提携を検討している先生にメッセージをいただけますか?

三園:レガシィさんはやはり大手事務所というところもあり、営業部門があって、不動産部門があって、と一般企業と同じような仕組み作りがされています。そのような環境を見ることは、「いかに税理士が先生業ではなく、サービス業であるか」を実感でき、とても良い経験になると思いますよ。

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