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専門家インタビュー

ゲームチェンジャ―として 顧客のビジネスをより良い方向へ!

慶應義塾大学卒業後、有限責任あずさ監査法人へ入社。北京への留学や上海駐在などを経て、2022年に津田公認会計士・税理士事務所を開業。2023年ゲームチェンジャ―コンサルティング株式会社を設立。会計監査に加えて上場企業向けに決算、内部統制、海外子会社管理支援等のサービスを提供している。特にゲーム・エンタメ業界や中国に子会社を有する企業への支援に強みを有する。

監査法人での海外駐在を経て事務所を開業し、エンタメ業界や中国進出企業への支援を得意とする津田先生にインタビューしてきました。

会計士を目指したきっかけを教えてください

大学生になるまで簿記というものを知らなかったのですが、商学部の必修科目に基本簿記というのがありまして、その教授がすごく面白い方でした。簿記が何かという理屈よりも、事例から話して仕訳を教えてくれたり、問題に正解するとすごく褒めてくれたおかげで、もしかして自分も簿記に向いてるんじゃないかって思わせてくれました。

将来どういう仕事をしたいか考える機会があり、資格予備校の宣伝を見かけるうちに専門知識を持ってプロとして働くことに憧れを抱き、会計士を目指すことに決めました。大学受験の時、模試でA判定だったのに第一志望の学部に落ちてしまったということがあった反省があり、自分はなんでも器用にできるタイプではないと感じていたので、会計士を目指すと決めてからは全リソースを勉強に集中して、勉強漬けの生活を送りました

大学卒業後、監査法人に勤めたと伺いました

はい、新卒で監査法人の入社時には国内事業部に配属になったのですが、すぐに組織再編があり、入社から3ヶ月で国際事業部に配属となりました。担当クライアントが海外にも子会社がいくつもある誰もが知る大企業でして、そのグループの監査をするために私の上司も英語が堪能だったり、海外でバリバリ働いた経験があったり、いわゆるエース級の方々が集結してるようなチームでした。

そういう方を見ているうちに自分も海外に行きたいなと思うようになりました。ちょうどそのくらいのタイミングで、北京に留学できる制度ができたので真っ先に手を挙げて2年間留学をさせてもらいました。元々中国語を話せたわけではありませんが、留学先にある学生食堂で数十円くらいの小籠包を食べながら、現地で朝から一生懸命勉強に取り組んでいました笑。

日本に帰って4,5年働いた後、今度は上海駐在の機会をいただきました。当時は結婚して第1子が生まれていたので、最初は家族みんなで渡航したのですが、数ヶ月後にコロナでパンデミックが起きてしまい、一時帰国を経て結果的に単身赴任することになりました。現地の仕事は異なる文化的背景を持つ現地のスタッフとクライアントとの間に入って、仕事がスムーズに進むようにコミュニケーションをとるのですが、世間的な海外で働くキラキラしたイメージとは裏腹に、結構泥臭く働いていました。

ちょっとした認識のズレでトラブルが起きることも多々あって、そういったところで異文化の難しさを感じました。ただ、大学受験の恩師に言われた、「選択の良し悪しは選択後の努力によって決定される」という言葉を座右の銘にしているんですけど、その大変だったことを乗り越えてきたからこそ、今の自分があるのだと思っています。

独立のきっかけや考え方などをお聞かせください

自分が経験してきた監査やアドバイザリーサービスの提供を通して自信がついたこと、上海で単身赴任をしたことで家族と過ごす時間を増やしたいという気持ちが重なり、独立を決意しました。妻が何かあったら私がフォローするよと優しく後押ししてくれたのも非常にありがたかったですね。

事務所の方針としては、強みのある会計・内部統制・海外子会社管理支援に加えて、困っている中小企業の社長さんの人生がより豊かになるような事業全般に関するコンサルティング、税務、資金調達等の中小企業支援に力を入れています。そのためには、会計士・税理士の視点を持ちつつ顧客のビジネスを理解に重きを置いてサービスを提供することが重要だと考えています。

例えば、私は温泉やサウナが好きなのですが、温泉やサウナを訪れた際に興味を持って以降はサウナ学会のお医者さんの話を聞いたり本を読んだり、関連する資格の勉強をしてみたり、理解しようとすると、そのことにどんどん興味を持てると思うんです。会計士や税理士の仕事は、顧客と良好な関係を築いたうえで、しっかりアドバイスしていくことが私は重要だと思っていサービスを提供しています。

独立して1年後ゲームチェンジャーコンサルティングという会社を設立したのですが、その社名にも「変革する人」という意味を込めました。サッカーやゲーム等で試合や場の流れを変える選手をそう呼ぶように、お客さまのビジネスをより良い方向に導くことを目指しています。

今後の展望を教えてください

興味を持っている領域として、ITや便利なサービスを利活用した業務効率化提案を行いたいと考えています。特に、テクノロジーの進歩は目を見張るものがあり、環境の変化には適用して便利なサービスを活用して、従来の業務を効率化して、顧客と経営に関する対話を増やすことで顧客に対してより価値のあるサービスを提供することを目指しています。

また、海外進出を目指す企業へのサポートも強化していきたいと考えています。海外の子会社をコントロールするのってすごく大変なのですが、海外の子会社関連で困っていることの解決の糸口を探るコンサルティングのようなサービス展開をしていきたいと考えています。特に、中国市場でのビジネス展開を支援するためには、現地の文化やビジネス習慣を理解し、顧客に対して具体的なアドバイスを提供することが重要です。

「中国語を使える会計士」という強みを活かし、顧客のビジネスが成功するよう全力でサポートしていきます。今後も顧客のニーズに応じた柔軟なサービスを提供し、共に成長していくことを目指していきたいと思います。

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