2002年4月 – 2005年3月 札幌市立高等専門学校, インダストリアル・デザイン学科, 非常勤講師
2007年10月 – 2010年3月 札幌市立医科大学, 保健医療学部, 非常勤講師
2008年4月 – 現在 札幌市立大学, デザイン学部, 非常勤講師
2013年4月 – 現在 北海道大学, 外国語教育センター, 非常勤講師
2018年4月 – 2023年3月 札幌大谷大学短期大学部, 保育科, 非常勤講師
2022年4月 – 現在 北海道大学大学院, 大学院教育学研究院 子ども発達臨床研究センター, 非常勤研究員
2023年4月 – 現在 札幌大谷大学 社会学部 地域社会学科, 非常勤講師
2023年9月 – 現在 小樽市立看護高等学院, 非常勤講師
2024年4月 – 現在 藤女子大学, 人間生活学部 子ども教育学科, 非常勤講師
今回は、埼玉県さいたま市北与野駅前の望月先生にお話を伺ってまいりました。 中小企業の経営支援を「使命」とおっしゃる望月先生。「使命」というと重く聞こえがちですが、望月先生とお話ししているととても身近で大切なことだ分かってきます。 望月先生が大切にしていること、これからの取り組み、たっぷり聞いてきました。
私の父が小さな会社の経営者でした。会社の経営というものを間近に見て育ち、やがて両親の会社で帳簿付けのアルバイトをするようになりました。小さな会社のマネジメントというのが、ずっと私の日常としてありました。
そうした環境で育ったからか、自然と高校生の頃から税理士になろうと思っていました。そのまま、大学も経営学部を選び、税理士になりました。
結婚して、埼玉県で開業することになり、まったく知り合いがいない環境からのスタートとなりました。
最初の2年は、異業種交流会やセミナーで人脈を作り、名刺を配るということをしていました。3年目に、その名刺がきっかけとなり、当時埼玉県が運営していた「創業・ベンチャー支援センター埼玉」の相談員のオファーがあり、10年で約2,500回の事業計画や融資相談など創業に関するさまざまな相談を受けてきました。
開業から1年目、2年目の試行錯誤の時期に、「自分は何をしたいのか」「何をすべきなのか」ということを真剣に考えた時期がありました。
その時に、ずっと私の日常であった「中小企業のマネジメント」をお手伝いすることこそが自分の使命だと思うようになりました。
「望月経営会計」という名前には、「会計」を「経営」に活かすという意味が込められています。税務申告だけではなく、会社の「マネジメント」を重点的に行っていく会計事務所を標榜しています。
ある時、立て続けに医師の相続をお手伝いすることがありました。 医師の相続では、「クリニックの継続」が一つのテーマになり、経営が深く関係しています。事業承継ではあるものの、事業計画に類するものであると感じました。
だからこそ、私の事務所が今までに蓄えてきたノウハウが大いにお役に立つという実感を得ました。
現在、病院やクリニックの運営にも経営手腕が求められています。医師が医療に専念できるための環境を作るためには、第三者が経営のお手伝いをするのが理想だと思います。その第三者に望月経営会計事務所がなりたいと思っています。
実際に、経営の相談相手を求めている医師や奥さまが非常にたくさんいらっしゃり、私どもにも多くの依頼が寄せられています。
一つ目は、「お客さまのIT化」です。口座情報などの情報をネット上で共有することで、スピーディーに経営アドバイスができるようになります。
今までは、とにもかくにもお客さまに資料を出していただかなければ、何もできませんでしたので、このシステムが導入できれば、非常に業務効率が良くなります。
もう一つが、「使命に気が付くセッション」です。私は、経営者が「使命」とまで呼べるような「やりたいこと」「すべきこと」を見つけることができるか、ということが非常に重要だと考えています。
「お金を儲ける」ことは大前提ですが、それだけでは情熱を保てず、疲弊してしまいます。ですので、お客さまに自分の使命について真剣に考えていただく「セッション」を開催しています。今年は、このセッションを顧問先以外にも拡大していく予定です。
私以外はスタッフが3人の規模の事務所ですが、司法書士、社労士、弁護士、地域の土地に精通している不動産業者、IT系の専門家とも連携しています。外注や委託などの方法をうまく使ってネットワークを構築しております。
また、「来店型」を基本として、節約した時間やコストを他に充てるようにしています。スタッフには、入力や資料作成など所内業務に集中してもらうことで、繁忙期以外は定時で帰ることができる労働環境を整えることができました。
相続業務の勉強に非常に役立っています。
特に山本和義先生の講演をよく聴かせていただいています。
経営者の皆さまに自身の「使命」に気が付いてもらい、「経営するのが楽しい」と思っていただけるよう、業務に励んでいきたいと考えています。