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専門家インタビュー

コミュニケーションを通じ「大家さん」に寄り添う先生

明治大学経営学部卒。先代の事務所は1957年開業。1970年代から現在の墨田区両国に事務所をかまえ、地域の皆様の税務会計業務をサポートしてきた。2014年に先代の櫻井昭一税理士事務所から事務所を引き継ぎ今に至る。より経営のサポートができるよう「経営」にフォーカスした体制でサービスを展開中。

「大家さん」向け事務所の櫻井先生。税理士になったきっかけや、独立前後での苦労や今後力を入れていきたいことについて、お話を伺ってきました。

税理士を目指したきっかけを教えてください。

父が税理士事務所を開いていてそこに勤めてはいたんですが、実は継ぐつもりはなく、父が持っていた不動産を管理する業務を行っていました。ただ、父の事務所にいた税理士がお客さんを持って独立してしまい、それで私が「じゃあなんとかするか!」という感じでやり始めたっていうのがスタートなんです。元々税理士の勉強もしていたので、大学院で勉強し直して取得しました。

事務所を引き継いでから、大家さん向け事務所になるまでは大変でしたか?

事務所を引き継いだ頃、先に話したようにお客さんが減ってしまったので、セミナーに出たり、集まりに顔を出したり、色々なことをやっていました。そのようななかで、元々いたお客さまのことを改めて見直すと、商売は伸び悩んでいるけど不動産でなんとかやっているという方たちが結構いまして。自分も不動産管理を長くやっていることもあり、大家さん向け会計事務所ということを押し出していこうと思いました。大家さん向けを謳ってから、不動産を持っているお客さまが増えてきましたね。

仕事をやるうえで、大事にしていることはなんですか?

やはりコミュニケーションをしっかり取ることだと考えていて、そこは自分が不動産管理業をやっていた頃の経験がそのまま生きていますね。お客さまって意外と不満を言わないんですよ。言わないでいつの間にか関係終了してしまう。そのようなことをたくさん経験してきたので自分から話しかけ、どこに問題があるのかを聞いていくようにしています。そこを改善できれば、お客さまは喜んでくれるので。その繰り返しのように思います。

今後力を入れていきたいことを教えてください

「大家さん向け」というのを極めていきたいです。渡邊 先生という、大家さん向け会計事務所で成功している先生がいるので目標にして頑張っていけたらと思っています。
 
また、職員さんが残業をしないような事務所づくりにも引き続き励んでいきたいと思っています。お客さまとの関係と一緒ですね、コミュニケーションを大事にし、お互いに気持ちよく仕事ができることってすごく大事だと思います。

これから独立・開業を考えている方にメッセージをお願いします

いまは昔に比べて、投資という言葉をよく聞きます。それこそ不動産投資とかNISAとか。そういったものも大事ですが、自分自身に投資をするのが一番大事だと思います。ちょうど私もつい最近セミナーに時間とお金をかけて通いました。すぐではなく少し経ってからなのですが、すごく効果があり無理してでも続けてよかったなと心から感じているところです。是非、自己投資し、自分の夢を叶えるため頑張ってください!

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