2020.8.18 令和元年度、再調査の請求の概要。その3
先日、国税庁から令和元年分の再調査の請求の概要が発表されました。
再調査の請求の処理状況について、昨年度の処理件数は1,513件(前年度2,150件)となっており、その内訳は次の通りでした。
・取り下げ等 187件 (前年度188件、対前年比99.4%)
・却下 125件 (前年度149件、対前年比83.9%)
・棄却 1,014件 (前年度1,549件、対前年比65.5%)
・一部認容 141件 (前年度237件、対前年比59.5%)
・全部認容 46件 (前年度27件、対前年比170.4%)
これを見ると、認容率は一部・全部合わせて12.4%(前年度12.3%)と、なかなかの低い確率となっています。
ところで、この再調査の請求はどのくらいの期間でなされるのでしょうか。
発表された内容には、3か月以内の処理件数割合というものがあり、それによれば昨年度は91.1%(前年度99.5%)となっています。
比較的早いペースで処理がなされていることが分かります。
なるべく短時間で、かつ公平・公正な処分がなされることが期待されています。
記:資産家を応援する相続の専門家:税理士法人レガシィ 三澤郁夫 4390
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