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天野隆の相続応援日記 INHERITANCE SUPPORT DIARY OF TAKAHASHI AMANO ここでは資産税専門の税理士法人レガシィの専門家が、「相続の仕事で感じたこと」、「ルール化されたこと」、「お知らせしたいこと」を書かせていただいています。皆様の何かのヒントになれば幸いです。

2019.6.18 遺言のおさらい(遺言書の形式)-その2 

2019.6.18 | カテゴリ:相続応援日記, 相続関連情報

今回は、自筆証書遺言が数枚にわたる場合の判例上の取り扱いについて説明したいと思います。

遺言書が数枚にわたり、各々がつながっていることを証明するための契印がない場合等であっても、判例は以下のような事案において遺言書が有効であるとの判断をしています。

・遺言書が2枚にわたり、契印・編綴もされていないが、1枚目に譲渡するとされた物件の内容が2枚目に記載されており、紙質が同じであり、いずれも遺言書の押印と同一の印で封印された遺言者の署名ある封筒に収められていた事案

・3枚の用紙がホッチキスで綴じられている遺言書について、3枚目だけ「(3枚の3)」のような何枚目か分かる記載がなく、2枚目のみしか遺言者の署名押印がなかった事案

契印や編綴が、自筆証書遺言の法律上の要件として規定されていない以上、内容と外形の両面から1個の遺言書であると確認できれば、1通の遺言書として有効と扱うものとする、柔軟な解釈をとっているものといえます。

記:資産家を応援する相続の専門家:税理士法人レガシィ 八杉 努 4107

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