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天野隆の相続応援日記 INHERITANCE SUPPORT DIARY OF TAKAHASHI AMANO ここでは資産税専門の税理士法人レガシィの専門家が、「相続の仕事で感じたこと」、「ルール化されたこと」、「お知らせしたいこと」を書かせていただいています。皆様の何かのヒントになれば幸いです。

2019.6.10 遺産分割に関する制度について その2

2019.6.10 | カテゴリ:相続応援日記, 税制改正, 相続関連情報

民法の相続法改正により、遺産分割制度に関し、見直しが行われました。

本日は、居住用不動産贈与の持戻し免除の推定についてです。

  相続税法には贈与税の配偶者控除という制度があります。これは婚姻期間が20年以上経過した配偶者へ居住用不動産又は居住用不動産を取得する為の金銭の贈与が行われた場合に、贈与税の基礎控除110万円の他に2,000万円まで控除することができるというものです。

  この特例を利用して配偶者間で居住用不動産又は居住用不動産を取得する為の金銭の贈与が行われるケースがありますが、この特例を利用した配偶者間での居住用不動産の贈与であっても、改正前の相続法では配偶者の特別受益となるため、相続の際に法定相続分を計算する際には、贈与を受けた居住用不動産又は居住用不動産を取得する為の金銭を、特別受益として相続財産に持ち戻して計算することとされていました。

  つまり、贈与税の配偶者控除を行ったとしても、遺産分割時の配偶者の取得分を増やすことはできませんでした。

  そのため、配偶者保護の観点から、婚姻期間20年以上の配偶者への居住用不動産の贈与・遺贈については、持戻しの免除の意思表示があったものと推定する規定が設けられました。

記:資産家を応援する相続の専門家:税理士法人レガシィ 佐々木 進吾 4101

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