天野隆の相続応援日記 INHERITANCE SUPPORT DIARY OF TAKAHASHI AMANO ここでは資産税専門の税理士法人レガシィの専門家が、「相続の仕事で感じたこと」、「ルール化されたこと」、「お知らせしたいこと」を書かせていただいています。皆様の何かのヒントになれば幸いです。

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2016.12.19 広大地評価の税制改正はやっぱり「損」なのか?その3

2016.12.19 | カテゴリ:相続応援日記, 相続関連情報

平成29年度税制改正大綱が12月8日に発表されました。様々な改正項目の中でも資産税を中心にサービスをしている税理士法人レガシィでは特に広大地評価の改正に対して注目しています。弊社のA先輩税理士とB後輩が先日このことで議論していたためご紹介します。

(その2より続き)

B後輩「『各土地の個性に応じて形状・面積に基づき評価する方法』では、形状のよい土地は特に現行よりも評価額が高くなり増税になってしまう気がします。納税者にとって不利になることが多い改正な気がします」

A先輩「確かに一義的にはそうかも。でも落ち着いて考えてみよう。例えば現行では広大地の適用要件を満たしそうな土地を保有していた方は、広大地の適用を受けて多額の税金を節税したいと思ったら、その土地を相続時に分筆して分けたいと思ってもできないことがあるんだ。分筆すれば地積が広大でなくなって適用要件を充たなさくなる可能性があるからね。気持ちとしては相続人が何人かいるので公平に遺産分割するために分筆したいと思ったかもしれない。しかしそれだと広大地でなくなる可能性があるからできなかったんだ」

B後輩「なるほど!広大地の適用を受けたとしてもそれほど節税できないんだとすれば、広大地の適用を受けるよりも、分筆して分割する選択をするかもしれませんね」

A先輩「そう、その方が相続時に公平に分けられて兄弟仲がよくなって幸せかもしれない。また節税は受けられなくても分筆したらいい売値がついて売却がしやすいかもしれない。確かに一旦広大地を共有で相続して、後で共有状態を解消する方法もあるけど、その場合租税回避行為として否認されるリスクはあるし、有効活用するまでに時間がかかってしまうからね」

B後輩「広大地評価って税金にとってはすごいメリットだから、それを受けるために我慢してきたことってありますもんね」

A先輩「そう、広大地適用に節税メリットがあまりなくなるのであれば、それをあきらめて、その代りに今まで我慢してきたことを我慢しないという選択もできるよね。だから広大地評価の税制改正は必ずしも納税者にとって『損』だけではないと思うんだよね」

(終わり)

記:資産家を応援する相続の専門家:税理士法人レガシィ 天野大輔 3502

(幸せなキャッシュフロープロジェクト)(もめない・もめさせない遺産相続プロジェクト)

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